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夏草の譜(上)(下) 司馬遼太郎著 読中感 - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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夏草の譜(上)(下) 司馬遼太郎著 読中感

■ 夏草の譜  読中感

 昨日の記事(→記事)で、司馬遼太郎の「功名が辻」についての読後感を書いた。今、続けて、同じく司馬遼太郎の書いた「夏草の譜」を読み始めた。
 「夏草の譜」は土佐の小領主から興って、四国全土を席巻するまでの勢いを示した戦国武将、土佐の出来人(できびと)、長曾我部元親の物語である。
 話は、織田家臣で、のち、信長に謀反を企てることとなる明智光秀の侍大将、斉藤利三の妹、菜々姫が元親に嫁ぐところから始まる。

長宗我部元親
        (長曾我部元親像)

■ 一領具足

 私は「功名が辻」の読後感の中で、土佐の一領具足の制度に触れ、関が原の役後、土佐24万石を賜った山内一豊が、この一領具足と呼ばれる武士団を統御するに当たって、徹底的に弾圧する方針をもって臨んだことに触れたが、この夏草の譜を読み進めていると、元親が土佐に一領具足と呼ばれる武士団が編成した経過や理由が書かれていた。
 
 今回は読中感というほどのことではない。その部分を紹介しようと思って、筆をとったのである。司馬遼太郎はこう書く。

 「そうか」と叫び、(元親は)起き上がってどこかへいってしまった。菜々(元親の妻)はぼう然としたが、このとき元親は思いついたのは、のちに長曾我部軍の戦力の中心になり、日本史にその特異な名をとどめた一領具足の精度である。
 一領具足とは、屯田兵のことである。平素は田を耕し、農耕に出るときには具足櫃を田のあぜに置き、槍をつきたて、槍のさきに兵糧をゆわえておく。城から陣ぶれ(動員)の貝が聞こえわたってくると、クワ・スキをほうりだし、その場から出陣していく。具足は一領、馬は替え馬なしの一頭で戦場を駆け回るためにその呼称ができた。のちに土佐馬の獰猛さと一領具足の勇猛さが土佐人の象徴のようにいわれるようになり、後世、この階層が郷士となり、幕末この階層から土佐藩の勤皇奔走の志士のほとんどがでたことを思えば、元親のこのときの発想は日本史的な事件であったといっていい。
 そのもともとのおこりは、大百姓を侍に組み入れて、長曾我部軍団の人数を倍にし、それをもって安芸氏と興亡を決する決意をしたいがためのものであった。
 


 さあ、いよいよこれから、四国全土制覇に向けて、元親の躍動が始まる。そのことはまた、いずれ書く。


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