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反逆 遠藤周作著 読後感 - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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反逆 遠藤周作著 読後感

■ 反逆

 遠藤周作の「反逆」を読み終えた(→「読中感」はこちら

 荒木村重の信長に対する謀反から、柴田勝家と秀吉の賎ヶ岳の戦いまでを描いている。
 テーマはまさに反逆。村重の信長に対する反逆と明智光秀の信長に対する謀反が主なテーマである。
 遠藤周作が、なぜ、村重と光秀の反逆でこの本を完結させずに、筆を賎ヶ岳の戦いまで伸ばしたのかは、私にはよくわからない。が、賎ヶ岳の戦いもおもしろい。

■ 光秀の心

 信長は全智全能の神となろうとした。また、なれると思った。信長を祭る祭壇まで作ったといわれる。
 「天下布武」。その行き着く先は、天皇制を廃して自らの専制君主国家を作ることだったろう。
 光秀はそういう信長を反発しながらも激しく憧憬した。光秀は信長にほめられると天にも昇る気持ちをもったと遠藤周作はいう。
 その信長に疎んぜられるようになることは、光秀には耐えられないことだった。遠藤周作はこう書いている。

 思いのひとつは、信長がなぜこの3ヶ月前から自分につめたい仕打ちをするに至ったかということだった。長宗我部元親との誓約を踏みにじり、長い間、間に入って交渉してきた光秀の面目をつぶしたり、その長宗我部攻めについて、なにひとつ相談してくれない。
 しかも、丹波と近江との光秀の所領を召し上げて神戸信孝に与え、まだ未征服の出雲、石見に移封する。
 光秀が特に信長の冷たさを感じたのは、丹波、近江を召し上げられては、彼自身の一族はもとより、家臣たちの「妻子眷属、小時モ身ヲ置クベキ所ナキ」有様になるのに、そのことを考慮してくれぬ仕打ちだった。
 思いは最後に次のところにいきつくのである。
 (この光秀を、佐久間信盛殿と同様、用なき者と思われはじめたのだ)
 そのとき、彼の眼に浮かんだのは羽柴秀吉の顔だった。
 ひょうきんを装い、信長の機嫌をとるためにはあらゆる手を打つ小さな男。信長はその秀吉に中国攻めすべてを任せたほど信頼しはじめている。それに比べ……


■ 村重の心

 村重が、なぜ、信長に反逆するにいたったかは諸説あり、私は別ページでその思うところを書いたから、ここには再掲しない(→別ページ)。

■ 「反逆」の読後評

 まさに小説巧者、遠藤周作の著である。おもしろくないはずがないと思って読み始めたがそのとおりだった。某週刊誌の映画評欄をもじって、①一食ぬいても是非 ②読むだけの価値あり ③お暇だったら ④ソンするぞ、きっと でいえば、迷わず①と答えよう
 
 ただ、アマゾンを検索すると、中古本を含め、在庫がないようだ。読みたい人はあれこれ書店を検索されたい。
 
 それともうひとつ。この小説には黒田官兵衛についての記述は少ない。有岡城の官兵衛幽閉時における村重との関連を期待する人には、残念ながら他書にあたるべしといっておこう。



stars 官兵衛のすべてを知ろう。

 秀吉を天下人に押し上げた稀代の軍師 黒田官兵衛。そのすべてが詰まった本です。

hReview by 田中かわず , 2013/08/24


→より詳しくはこちらのページ参照




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