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有馬温泉と黒田官兵衛 - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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有馬温泉と黒田官兵衛

■ 有馬温泉

 一昨日の深夜、いい気持ちで寝ているところを嫁さんに叩きおこされた。「どうしたんや」と聞くと、パソコンの画面を指差し、「これをみて」という。
 そこには、有馬温泉のホテル「有馬香花苑」の画面が映し出されていた。
 「ねえ、素泊まりで4000円。安いやん。太閤の湯の割引券ももらえるねんて。なあ、いこうよう。食事は外で適当に食べてあんまりお金つかわんように、貧乏旅行しよ」
 まったくもって、嫁さんは温泉旅行が大好きだ。
 「それはええけど、いついくんや?」 と目をこすりながら俺。
 「明日 とは嫁さん。 

 思い立ったら吉日とはよくいったものである。有馬温泉は黒田官兵衛との関係ももある。私も嫁さんのこの提案に乗ることにした。


■ 有馬温泉と黒田官兵衛 


 信長に叛旗を翻した荒木村重を説得するために、官兵衛は、単身、有岡城に乗り込むが、村重はその言を聞かず、官兵衛を土牢に押し込めてしまう。立つことも身動きもままならない沼地の横のしめった土牢である。
 糞便は垂れ流し、夏には暑さと蚊に悩まされ、冬には寒さに凍えながら、官兵衛は幽閉から約1年間をこの土牢で過ごすことになる。
 毛利からも石山本願寺からも援軍を得られず、荒木村重は数人の家来とともに有岡城を脱走、城は遂に落城し、幽閉されていた官兵衛は、部下の栗山善助たちの手によって救出される。
 この場面は間違いなく、来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のクライマックスのひとつになるだろう。
 助け出された官兵衛は、この後、有馬温泉でしばらく療養することになるのである。

■ 官兵衛の療養した宿は?

 ここで、官兵衛の有馬温泉での療養の場面を、吉川英冶の「黒田如水」から引用しよう。
 

 有馬の池の坊へ、陣與(じんかご)が着いた。
 池の坊の主、左橘右衛門は、雇人を指図して、その重病人を人目につかない奥の一室に案内した。そして家中の者が心をあわせて鄭重に、また親切に世話をした。
 1年ぶりである。官兵衛は湯にひたった。
 骨と皮ばかりの体を、壊れ物のように、女中や宿の男の手に支えられて、そうっと、湯船の中に沈めてもらったのである。
 官兵衛は。湯槽のへりに枕した。けれど、体が浮きそうでならなかった。
 「……ああ」
 初めて人心地のついたものを身の中に持った。われ生きたりと思った。


 その池の坊、残念ながら火災で焼失し、今は現存していない。

■ 金の湯、銀の湯

 嫁さんと私はその日、有馬温泉街の中ほどにあるお好み屋さんで夕食をすませて、ホテルにチェックインし、その足で太閤の湯に浸かりにいった(→太閤の湯)。
 料金は、通常2400円のところ、ホテルに割引券をもらって半額の1200円。

 そして翌日、私たち夫婦が浸かりにいったのは「金の湯」である。有馬温泉には、「金の湯」と「銀の湯」と呼ばれる公衆浴場があって、日帰りの客やハイカーたちでにぎわっている。
 
 ここで、少し「金の湯」を紹介しよう。

250913金泉①

 これは玄関。

250913金②

 午前8時から午後10時まで開館。でお風呂に浸かって快感。

250913金③
 
 安土桃山時代には、秀吉はじめ多くの武将が有馬温泉に逗留している。名前をみてみると、「軍師官兵衛」にでてくるだろう武将の名前がずらっと並んでいる。

250913金④

250913金⑤

250913金⑥

250913金⑦

250913金⑧

 入浴料は、大人650円だが、金の湯、銀の湯を両方に入りたい人は850円で楽しめまっせ。

250913金⑨

  10月3日、KOBE観光の日は半額!

■ 太閤の湯

 有馬温泉のホテルや旅館はそれぞれに温泉を引き込んでいて、泊まり客ばかりではなく、日帰りのお客さんも料金さえ払えば入浴できるシステムをとっているところが多いが、日帰り客でもっとも利用の多いのは、なんといっても太閤の湯と金の湯、銀の湯だろう。 

 私も、2年前、嫁さんと一緒に、日帰りで太閤の湯を楽しんだことがある。そのときのことを書いたエッセイをここに掲載しておこう。11月22日、いい夫婦の日のことである。

■ エッセイ「有馬のお湯で ほっこりしよなぁ」

 11月中旬のある日のこと。職場の先輩が「有馬温泉の『太閤の湯』の割引券が2枚余ってるけどいらへんか」と私に言った。
 入湯料2500円のところ2000円割引の500円である。使用期限は11月末日まで、2週間後だ。
 週末のスケジュールを確認すると、11月22日(月曜日)と23日(火曜日・勤労感謝の日)が空いている。

 神戸港を眼下に見下ろす六甲山の山並みを表六甲と称するが、有馬温泉はその反対側、裏六甲の山懐に抱かれた地にある。
 歴史は古く、日本書紀にも記述があり、高僧行基がその基礎を築いたとされる。
 時代は流れて、戦国時代の動乱期には焦土と化したが、太閤秀吉が大規模な改修工事を行って再興し、江戸時代には更に栄えて、当時の温泉番付で西の大関に格付けされるなど、名実ともに日本を代表する名泉の1つとなった。
 大阪の都心からでも、電車、バスを利用すれば2時間あまりで行くことができるから、都会近郊の温泉保養地として格好の位置にあり、週末などには大層な人出で賑わいを見せているのである。 

 その夜、私は妻に有馬温泉行きを提案した。双子の中学生の子らの日程を見ると、22日も23日もそれぞれバトミントンとバスケットボールのクラブ活動が入っているが、妻の方は両日ともとりたてて日程はない。
 11月22日は「いい夫婦の日」だ。それなら久しぶりに夫婦2人だけで日帰りの温泉旅行と洒落こもうということになった。

 11月21日の夜。私もそうだが妻もなにやらうきうきしていた。このところ、それぞれ仕事に家事に忙しく、2人して家を空けることがなかったのである。私はうきうきしたその気持ちをこう大阪弁短歌に詠んだ。

 夫婦の日 もみじ掻き分け 2人して 有馬のお湯で ほっこりしよなぁ

 翌日は快晴。子らをクラブ活動に送り出したら、早々に家を出ようと約束していたのだが、妻は化粧に余念がなくなかなか洗面所から出てこない。私は少しイラついて、その気持ちをこう詠んだ。

 時間やで 壁塗りそこらで はよいこか 外は快晴 温泉日和 

 まずは、阪急京都線の富田駅で電車に乗って十三駅で神戸線に乗り換え、新開地駅で降りる行程である。
 所要時間にして1時間弱。妻と一緒に電車に乗るのは久しぶりだ。私が妻に寄り添うように座席に座ると「あんた、もうそんなみっともない格好して。少しは着るものや身なりに気をつけてよ。私が恥ずかしいやんか」とちょっとおかんむり。
 そうである。我ながら嫌になるが、どうしてこう私は身なりを気にしないのか。指摘された身だしなみをちょっと恥じ、私はこう歌を詠んだ。 

 みっともな その格好で 行くいうの 丸洗いしたなる 並ばんといて

 そう言いな 襤褸は着てても 心は錦 苔のむすまで 仲良うしてな

 新開地駅で神戸電鉄に乗り換えた。「ひよどり越え」とか「山の街」といった個性的な駅名が続く。
 「ひよどり越え」は源義経の「ひよどり越えの逆落とし」で有名だ。電車は街の中から山あいに入って徐々にもみじを増し、とことこ進んだ。その様子を私はこう詠んだ。

 夫婦の日 「ひよどり越え」や「山の街」 もみじ掻き分け 有馬にいってん

 有馬温泉駅に着いた。開札を出ると、赤、黄、橙とモザイク織りなす山容が青空に向かって伸びている。何か春霞を思わせるように町全体が靄って見えた。温泉の湯気が空中に満ちているからだろうか。
 最寄の食堂で早めの昼食を済ませ、太閤の湯を目指すことにした。太閤の湯は裏六甲への坂道を少し登ったところにある。登りはじめてしばらくして横を見ると妻がいない。振り返り見ると2メートル程後ろを歩いている。

 「どしたんや。しんどいんか」
 「そやないけど、あんたの足が早いから」

 私は取って返し手を差し出すと妻がその手を握り返してきた。ちょっと恥ずかしい。誰かに見られていないかと見渡せば、辺りはもみじ時雨。私はこのときの様子をこう詠んだ。  

 いい夫婦 そうなってやと 有馬道 もみじが迎えて くれてるようや

 有馬道 もみじを踏んで 歩いてん 手ぇつなぐんは こっぱずかしい

 さすがに休日である。太閤の湯は大層な人出だ。宣伝が行き届いているのだろう、韓国や中国など外国からの観光客も多い。
 私たちは湯からあがったときの待ち合わせ場所と時間を打ち合わせてそれぞれ温泉に入った。
 私はまず大浴場でさっぱりと汗を流した。有馬温泉の泉質には、塩分と鉄分を多く含み褐色を呈する含鉄強食塩泉、ラジウムを多く含むラジウム泉、炭酸を多く含む炭酸泉の3種があり、金泉、銀泉の名前で人々に親しまれている。
 ちょっと舐めてみるとややぬるっとした感触があって塩っぽい。
 大浴場に続いて岩盤浴を無料体験し、往時のままに復元したという太閤風呂に入り、岩風呂、足湯、蒸し風呂、五右衛門風呂と転々として、最後にもう一度大浴場に立ち戻ってゆっくり手足を伸ばした。カンロ、カンロ。何か血が透き通ってざわめき始めてくるようだ。心を解きほぐしながら、私はその心境をこう詠んだ。

 拝啓 夫婦の日です 二人して 有馬温泉 太閤の湯にて

 蒸し風呂に 岩風呂足湯 岩盤浴 みんな入って 元はとったで

 ホンマになぁ 芋の子洗う ようやけど お肌はツルツル 気持ちもすっきり


 妻よりも早めに湯を出て、待合場所でビールを飲んだ。キンキンに冷えていてなんともうまい。これだからビールは止められない。しばらくすると妻も出てきた。顔がピンク色に火照っている。

 「あっ! 自分だけ飲んで」
 早速、妻もビール。
 「うまいんだなぁ、これが」 

 みやげ物売り場を回って、割引券をくれた先輩や子らに有馬温泉名物「炭酸せんべい」を買って太閤の湯を後にした。晩秋の夕暮れはつるべ落とし。まだ5時過ぎだというのに外はもう夕焼け色に染まっている。
 帰り道は下りだが、夕焼けもみじに染まるその道を、私は恥じらいを忘れて妻と手をつないで歩いて下りた。そしてこう歌を詠んだのである。  

 
来年の 夫婦の日にも またこよな もみじに染まる 有馬温泉
 




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