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これまでのドラマ「軍師官兵衛」を見て思うこと

■ 映画「ゴッドファーザー」

 この正月、久しぶりに映画「ゴッドファーザー」のパートⅠ~Ⅲまでを一挙にビデオで観た。
 ゴッドファーザーパートⅠは、1972年に公開されたアメリカ映画。
 監督はフランシス・フォード・コッポラ。主演、マーロンブロンド。
 マリオ・プーゾの小説「ゴッドファーザー」を映画化した作品である。
 公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、同年度のアカデミー賞において、作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞した。

goddofa-za-

 パートⅡ、パートⅢでは、2代目ゴッドファーザー、マイケル・コルレオーネ(演:アル・パチーノ)を主人公に、初代ゴッドファーザー、ビトー・コルレオーネをロバート・デ・ニーロが演じ、アカデミー助演男優賞など数多くの賞を受賞した。

 私がパートⅠを観たのは20歳のときで、パートⅡはその2年後に公開と同時に観にいった。鮮烈だった。
 アル・パチーノ扮するマイケルが、麻薬密売人のバージル・ソロッツォとニューヨーク市警の汚職警官、マール・マクラスキー警部をレストランで射殺する場面や、ソニーが高速道路の検問所でマシンガンダンスを踊る場面、ロバート・デ・ニーロ扮するビトー・コルレオーネが地元のやくざ、ドン・ファヌッチを殺害する場面など、今、思い出してもドキドキしてしまう。
 ゴッドファーザーパートⅠ、Ⅱは、いつしか私の心の中で、あのオリビアハッセーがジュリエット役を演じた「ロミオとジュリエット」、若かりしスティーブマックウィーン主演の「パピヨン」と並ぶ映画となった。 
 
 パートⅢを観たのはいつだったか。パートⅠ、Ⅱへの思いが強かっただけに、パートⅢにはがっかりした。大仰すぎるのである。興行収益を狙っただけの駄作だとそのときは感じたものだ。
 
 そんなわけで、ビデオが出てからもパートⅠとⅡは何度も見直したが、パートⅢを観ることはなかった。それをこの正月、続けざまに観たのである。
 観終わって感じたことは、この映画は一人の孤独な男の悲劇映画だということ。ファミリーを守ろうとして、結局は一人孤独の中で死んでいくしかなかったある男の物語である。
 あるとき、2代目ゴッドファーザー、マイケル・コルレオーネがこういう。
 「父はみなに慕われたが、私はただ恐れられているだけだ」
 ファミリーを守るためにはどんな冷酷なことにも手を染める。どれもこれもファミリーのため、ファミリーあってのことだ。それなのに、その行為によってファミリーの心はどんどん離れていく。遂には、一人、ほうけたように、誰にも看取られないまま死を迎えるのである。

■ ゴッドファーザーとドラマ「平清盛」

 なぜ、ゴッドファーザーのことを書いたかというと、2年前の大河ドラマ「平清盛」の脚本家や演出家が、清盛をゴッドファーザーとして描きたいといっていたからだ。
 清盛は平家というファミリーを守らんがために、非情な行為にもあえて手を染める。その光と影、喝采と孤独を描こうというのである。
 平清盛は、NHK大河ドラマ史上最低の視聴率に終わった。私も当初は観ていたのだが、途中から何かつまらなくなってしまって観るのをやめた。だから、ドラマ「平清盛」が、清盛をゴッドファーザーとして描ききったのかどうかは知らない。

hei清盛

■ ドラマ「樅の木は残った」

 NHK大河ドラマ「樅の木は残った」は、山本周五郎原作の同名小説をドラマ化した第8回作品である。
 平幹二朗を主演に吉永小百合や栗原小巻などが脇を固めて、三大お家騒動のひとつといわれる「伊達騒動」を主題にした作品である。
 暗い人間ドラマである。最後は平幹二朗演じる伊達藩家老、原田甲斐が切腹して果てる。原田甲斐は誰からも理解されない孤独の中で、伊達藩を守り抜こうとする。いいわけは決してしない男の美学。
 最初にテレビ画面に、竹林がざわめく中に能面が浮き上がるシーンが写される。何かの予兆のようである。
 茶の間からは、子どもがその場面を見て泣いてしまうからやめてほしいとのクレームもついたと聞いたことがある。私は中学生であったが、あの画面は今でも鮮烈だ。
 視聴率は決してよくなかったが、濃厚で重厚な人間ドラマだったと、今でも評価は高いと聞く。

樅の木は残った

■ 軍師「官兵衛」に求めるもの

 翻って、これまでの軍師「官兵衛」はどうだろう。その目指すものは何か。官兵衛の祖父、重隆や父、職隆はよくこういう言葉を口にする。
 「すべて、黒田家をまもらんがためにすることだ」
 官兵衛は黒田家のゴッドファーザーである。官兵衛の行動ひとつで黒田家の盛衰が左右される。その責任は途方もなく重い。
 今日の友が明日には敵となる弱肉強食の戦国時代である。黒田家を守るためには、あえて、意に反してでも悪に手を染めることもあったろう。
 官兵衛は決して清廉潔白ばかりの武将ではない。中津に12万石を与えられた折には、黒田にしたがわない土豪、宇都宮重房とその家臣をだまし討ちにしたこともある。九州征伐でも、ある戦いでは婦女子も含めて数百人を磔刑に処してもいる。
 それもこれも、最後は黒田家の存続のためである。
 ドラマ「軍師官兵衛」ではそういうファミリーのドンとしての孤独、光と影を恐れず描いてほしい。視聴率的にはよくないかもしれないが、重厚な人間ドラマにしてほしいと願う。

 そういう目でこれまでのドラマを振り返ると、やや不満が残る。そのことを次に書く。


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