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第6回放送「信長の賭け」-26.2.9ー(その③) - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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第6回放送「信長の賭け」-26.2.9ー(その③)

第6回放送「信長の賭け」-26.2.9ー(その②)から続く

■ その頃、姫路では

 元亀3(1572年)。官兵衛は齢27.黒田家の当主として、はたまた小寺家の家老として、充実した日々を送っていた。
 松寿丸も5歳となり、元気なわんぱく盛りである。
 黒田家にも、のちに「黒田24騎」と呼ばれる新たな家臣団が育ちつつあった。

 しかし、家臣団のまとまりはイマイチ。その元凶は、青山・土器山合戦で死に絶えた母里姓を継いだ母里太兵衛だった。
 槍の腕前は抜群なのだが、やりすぎるのである。これはジョークでもなんでもない。槍の稽古をしていて、相手が負けてもそれを許さない。なおもつっかかっていく。仲裁に入る善助もたまらない。
 「亡くなった武兵衛様は、わしにとっては兄のような方で、それは立派な武士だった。その名に恥じぬ立派な振る舞いをしろ!」と太兵衛を叱り諭すのだった。
 「何かといえば喧嘩さわぎ。もう、太兵衛には手が負えませぬ。」そう訴える善助に、官兵衛は「確かに太兵衛は乱暴者だが、あいつに槍でかなう者はいない。必ず役にたつときがくる」そう諭し、家臣団の束ね役を命じた。

■ うなぎのみやげ

 一方、光。松寿丸が5歳になったというのに、2人目の兆しがみえない。ある日のこと、叔父の休夢がみやげを持ってきて、光に「体は大事ないか」そう尋ねた。
 「はあ、いたって丈夫です」と答えると、休夢はなにやら思わしげに立ち去るのだったが、そのみやげをみると「うなぎ」。これでしっかり精をつけよとの暗示である。
 
 その夜、食膳にうなぎを出して、光は官兵衛にこういうのだった。
 「姉は私よりあとに嫁いだというのに、もう二人目。それなのに私は・・・。武家の女としての役割を果たしておりませぬ。父も案じておりました。二人目はまだかと
 「そなたは松寿丸を産んでくれたではないか。それで十分じゃ」と官兵衛。
 光は思い切っていうのである。
 「殿、側めをお持ちなさいませ。そしてお子をくつりなさいませ
 「女はそなただけでよい。わしはそれよりも仕事がしたいのじゃ

■ 義兄弟の契り

 黒田家の日常はそんな風に過ぎていくのだが、ある日、太兵衛がまたまたもや他の家臣と騒ぎを起こした。
 槍の稽古に負けた家臣が、よってたかって太兵衛を襲い、太兵衛の持っていた守り袋を奪ったのだ。
 太兵衛と他の家臣が争っているところに仲裁に入った善助は「今度ばかりは許さぬ! 母里の名を返上せよ!」と激怒し、官兵衛にご注進。
 官兵衛が、家臣が太兵衛から奪ったというその守り袋を開けてみると、そこには官兵衛が武兵衛に与えたかぶと仏が入っていた。
 なぜ、このかぶと仏を太兵衛がもっているのか? 不審に思った官兵衛が太兵衛を呼び寄せて聞いてみると、太兵衛が母里姓を継いだとき、武兵衛の母から、母里家の男たちが官兵衛を守るために命を賭けてきたことを説き、その思いを忘れぬよう常に身につめておきなさい、そういって渡してくれたものだ。だから、私も母里の名を継いだ者として、武兵衛のように殿をお守りすると誓ったのだと打ち明けたのだった。
 それを聞いた善助は、自分も武兵衛から官兵衛を守るよう託されたことを思い出し、太兵衛がそんな思いで槍の稽古に励んでいたことを知らなかった自身の不明をわびたのである。
 
 そんな二人の会話を聞きながら、官兵衛は善助にこう聞くのだった。
 「われら黒田家の宝をなんと心得る?
 「近隣に鳴り響くその強さでございます
 「その強さはひとえに家中の結束にかかっておる。ひとりの力などたかがしれている。だが、それが束になって強い絆で結ばれれば、力は数十倍、数百倍になる
 
 そして善助の知恵と太兵衛の力が強い絆で結ばれれば、これほど頼もしいことはないと、善助と太兵衛に義兄弟の契りを交わさせたのである。
 「善助は兄として太兵衛を導け。太兵衛は決して善助の教えをたがえてはならぬ
 
 この席には、井上九郎右衛門がいた。数日前、官兵衛に「黒田家の家臣をどう思う?」と聞かれ、「いささか結束が弱うございます」と素直に答え、官兵衛に「思ったことをズケッと申す」と苦笑いされた、寡黙な将来の2番家老である。
 しかし、こうして、将来の1番家老、栗山善助と、槍にかけては右に出る者がいないとうたわれた勇猛果敢な母里太兵衛が義兄弟の契りを交わし、そこに将来の2番家老、井上九郎右衛門が加わって、黒田家の家臣団はより結束を固めていくことになるのである。

速水もこみち
   (母里太兵衛:速見もこみち)

       第6回放送「信長の賭け」-26.2.9ー(その④)に続く


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