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第7回放送「決断のとき」-26.2.16ー(その⑥) - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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第7回放送「決断のとき」-26.2.16ー(その⑥)

第7回放送「決断のとき」-26.2.16ー(その⑤)から続く

■ 評定のあとで

 「どうも狐につままれた気がする

 政職は、官兵衛の熱弁におもわず織田につくとはいったものの、振り返って考えてみると、はてそれで本当によかったのか、口のうまい官兵衛にまんまと乗せられたのではないかと不安になってきた。

 「官兵衛は賢い男。私は信じるに足りると心得ておりますが」お紺は答えた。

 今になって、政職から得意の言葉が出た。政職がこの言葉を口走るときは何も考えていない証拠である。
 
 「ここは思案のしどころじゃのう。…ま、いいか。いざとなれば、あやつめに責めをおわせればいい」

 そんな政職を、お紺は不安げに見つめている。

■ 有岡城にて

 官兵衛はさっそく、善助、太兵衛、九郎右衛門を伴い、荒木村重の居城、有岡城に向かった。
 道中、何者かに官兵衛たちは襲われた。
 「われわれの動きを快く思っていないものがいるようですな」襲撃者を追い払った後、九郎右衛門がそういい、官兵衛がうなずく。ひょっとすると左京進の仕業か。

 この場面は、前川洋一の脚本をノベライズした青木邦子の小説「NHK大河ドラマ軍師官兵衛一」(→コチラ)にはない。演出段階で付け加えられたのだろう。
 ノベライズ本を読んでいると、ときにこのように脚本にはなくて演出段階で付け加えられたり、逆に脚本にはあるのに、演出段階で削られたりしている場面が散見される。

 たとえば、脚本には、あるとき、井吹善右衛門が官兵衛に、息子の御師(おし)井吹文四郎を手足のように自由に使ってほしいという場面があるが、演出段階で削除されていた。
 で、いつの間にか文四郎が官兵衛の手足になって諸国の動向を官兵衛に伝える場面が、前回と今回のドラマで出てくるから、あれっ、どうなってんのと思った人もいるんではないか。そんな気がしないでもない。

 さて、今回の官兵衛たちが襲われる場面。官兵衛たちの動きを警戒しているものの存在を強調したかったのだろうが、私は蛇足だったと思うな。あなたはどう思いますか?

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 それはさておき、官兵衛たちは、信長に会えるよう取次ぎを依頼するために、有岡城の村重をたずねた。

 「さすが、官兵衛。むずかしかろうとおもっていたが、小寺が織田につくようまとめたか。さすがだ。信長さまへの取次ぎ、わしにまかせておけ
 村重は快諾した。
 村重の妻、だしがあいさつにきて「わが殿は信長様にすっかり魅了され、まるで信長様に恋焦がれる乙女のような有様。少々、妬いておりまする
 村重が目じりをさげて笑い、
 「官兵衛、おことなら大丈夫だとは思うが、ひとつだけ忠告しておく。信長様はむずかしいお方だ。くれぐれも粗相のないようにな。聞かれたことにはしかと答えよ。あいまいな答えはゆるされぬぞ
 「はい

 ネタバレになるが、この村重との会話はのちのちの伏線である。これから、ここまでに信長に傾倒していた村重が、その信長になぜ謀反をはたらくようになるのかが語られていくことになる。

■ 岐阜城にて

 ここは岐阜城大広間。柴田勝家、明智光秀、丹羽長秀、滝川一益、佐久間信盛といった織田の重臣が居並ぶ中、官兵衛は緊張の面持ちで信長の出座を待った。

 信長が入ってきて一言「おもてをあげよ
 「はっ

 さあ、いよいよである。以下、次回のお楽しみ。
 
 第7回の視聴率も15%台と低迷しているが、今回はなかなか面白かったと私は思う。ナレーションも変わったことだし、次回からの展開に期待しよう。

■ 番外

◇ おね登場

 ところで、今回は官兵衛の決断が主題だったが、やや番外編で、秀吉が大名になる場面と、官兵衛が又兵衛(後の後藤又兵衛)をもらってくる場面があったので、簡単に触れておこう。

 天正元年(1573年)9月、信長は4年近く続いた浅井・朝倉連合軍との戦いに勝利した。義昭を追放した槇島城の戦いからわずか2ヶ月後のことである。
 信長は重臣たちを集め、その労をねぎらうとともに、論功行賞を行った。
 「猿! おぬし、まだ大名に取り立ててもらえぬとぼやいているらしいな
 「め、めっそうもない。私は殿のおそばで働けるだけで幸せでございまする
 「猿、近うよれ。今回のはたらき、あっぱれであった。望みどおり大名にしてやる。北近江をそちにとらす
 「ま、まことでございますか。ありがたく幸せ
 満座の武将が息を呑み、勝家が憎まれ口を叩いた。
 「猿が大名か。古今東西の珍事じゃ
 「殿、古参の我らもおわすれなきよう」そういったのは佐久間信盛である。
 
 この佐久間信盛の言葉もこれからの伏線だね。さきに紹介した青木邦子のノベライス本には、この信盛の言葉は書かれていないから、演出段階で付け加えられたものとおもわれる。
 佐久間信盛は、織田家古参の武将のひとりだが、後、信長から、昔、信長にたてついたことがあるとか、たいしたはたらきもせず高禄をむさぼっているなどという難癖(19か条の折檻状)を送りつけられ、織田家を追放されるのである。

 ま、それはさておき、秀吉。
 「恐れながら、上様、お願いの儀がございまする。これを機に名前を改めとうございます
 「なんと名乗る?
 「はっ、織田家中の双璧、柴田勝家様、丹羽長秀様にあやかりたく、一字づつ頂戴し、羽柴秀吉と名乗りとうございます
 「権六と五郎左からのう。あいわかった。許す。今日からそちは羽柴筑前守秀吉じゃ。功名をたてた者に褒賞はおしまぬ。みなも励めよ
 信長の人身掌握術である。

 「おね! おね! 城持ち大名じゃ!わしは城持ち大名になったんじゃ 」
 秀吉は、屋敷に走りこんでくるなり、おねの名を呼んで言った。
 「ま、まことでございますか
 「こんなこと、戯言で申せるか。草履とりからとうとう大名まで上りつめたのじゃ
 「ま、なんだか夢のよう・・・
 秀吉が、ぼーっとしているおねのほっぺたをひっぱたいた。
 「痛っ!
 「な、夢ではなかろう。北近江じゃ、浅井領だった北近江がわしの新しい領地じゃ。小谷城じゃ
 「おまえさま。落ちた城は縁起が悪うございます。それより琵琶湖の見えるところに城を造ってはいかがですか。岐阜の城をお手本に新しい城と城下を、みなが集まる豊かな国をつくるのです
 「さすが、わがかかさまじゃ。そうとも、そうしようぞ
 そういって、秀吉はおねの頬にチュッチュするのであった。

 この秀吉とおねの場面。いいね。前述の青木邦子のノベライズ本と比較しながら見ていると、脚本にはなかったであろうアドリブのはいった秀吉とおねの会話がいきいきとしてるね。
 秀吉がおねの頬にチュッチュするのも、これも竹中直人のアドリブ。さすが、円熟の二人。息もぴったりあってる。

 おね役の黒木瞳さんは、おねを演じるにあたり、こうインタビューに答えている。

 「おねを演じるにあたり、オリジナリティーを出そうとは考えず、竹中直人さん演じる秀吉との化学反応を純粋に楽しもうとおもっています。アドリブでいろいろと仕掛けてくる方なので、その流れに乗っていきたいなと。演出陣も、私たちをある程度自由に演じさせたほうが面白いと思っていらっしゃるみたい(笑)。『竹中秀吉』はやんちゃでキュート。女好きなのがたまにきずで、おねが信長を味方につけてお灸をすえる場面などもあります。でも、怒っても怒っても、結局最後は笑ってゆるしてしまう。憎めないんですね (以下略)」

 おね、初登場。まさにインタビューにあるとおり、秀吉とのアドリブでその科学反応を楽しんでる風でしたよ。黒木さん。

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            (おね 演:黒木ひとみ→コチラ
      
 あと、又兵衛の登場だが、これは明らかに蛇足。今回のドラマでは必要なかったと思う。で、冒頭のあらすじにその内容を少し書いたから、ここでは詳細は省略しよう。

          第7回放送「決断のとき」-26.2.16ー(おわり)


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