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竹中半兵衛と黒田官兵衛―秀吉に天下を取らせた二人の軍師―

◇ 書名  竹中半兵衛と黒田官兵衛―秀吉に天下を取らせた二人の軍師―(PHP文庫)
◇ 著者  嶋津義忠
◇ 発行者・発行所  PHP研究所
◇ 発行年月  2006年2月
◇ 著者紹介
 1936年大阪生まれ、1959年京都大学文学部卒業。産経新聞入社、化学会社代表取締役社長を経て作家に。著書に「わが魂売り申さず」「乱世光芒 小説石田三成」「幸村 家康を震撼させた男」「上杉鷹山」「明智光秀」「半蔵の槍」など多数。

■ 章立て拝見

 1の巻 城盗り
 2の巻 さくらの化身
 3の巻 二兵衛
 4の巻 2つの目
 5の巻 天下への道
 6の巻 僅か12万石
 7の巻 退隠の秋(とき)
 8の巻 夢のはて

■ あらすじなど

 竹中半兵衛の稲葉城攻略から官兵衛の死までを描いた時代小説。秀吉を支え秀吉に天下を取らせた天才的軍師竹中半兵衛と黒田官兵衛の交わりを中心に物語は進行する。
 傀儡師の兄妹、幻蔵と楓という架空の人物を登場させて、半兵衛、官兵衛の仲立ちをさせるなど、伝記、軍記物としては、史実に忠実に描かれているというよりはより小説的な要素が強い
 半兵衛は36歳という若さで早世したため、物語は半兵衛に大きく影響を受けた官兵衛の生き様を中心に描かれている。この点、レビューを読むと、半兵衛についての記述に物足りなさを感じる読者も多いようだ。
 後半は、秀吉の軍師として活躍する官兵衛が描かれる。秀吉もそんな官兵衛を重用するが、その才を恐れて、その働きからすればあまりにも少ない、しかも都から遠く離れた九州の地に、わずか12万石しか領地を与えない。その処遇に秀吉の心を察しあまんじる官兵衛の姿が痛々しい。
 それにしても、この小説では秀吉は風のようだ。存在感がかなり希薄である。秀吉と官兵衛のお互いの心の襞が描かれると、もっとおもしろい小説になっただろうと思う。レビューでもそのような感想が多く述べられている。

 この小説は、半兵衛役が山本耕司、官兵衛役が高橋克典、秀吉役が西田敏行という布陣で放映された、2011年テレビ東京 新春ワイド時代劇「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」(
→ホームページ)の原作本でもある。

戦国疾風伝2人の軍師

 著者の嶋津義忠氏は、その撮影現場を訪れ、黒田官兵衛と竹中半兵衛の物語を書こうと思った動機を聞かれて、次のように答えている(
→引用ページ)。
 

 「日本人の志」というものはどういうものなのかを、今の人に知ってもらいたいと思ったんです。かつての日本には、黒田官兵衛と竹中半兵衛のように「日本人の志」を持った人がいて、また、豊臣秀吉のように、その志を受け止める人がいた。そういう日本人がいたということを伝えたかったんです。

 日本人は、毎日風呂に入る。そんなに風呂に入る民族は、世界では日本人ぐらいですよね。つまり、地球上の人類の中で日本人は特殊な人種なわけで、もともと「清潔感」を持っている人種なんです。その「清潔感」を持つ日本人というのは、法律で決めなくても、これ以上やってはダメなんじゃないか、これ以上やったら汚いんじゃないかという感覚を、本能的に持っている民族だと私は思っています。

 ところが、今は思想が欧米化していて成果が問われますから、目的のためなら手段は選ばないというところにまできてしまっているんじゃないかと感じるんですね。「これ以上はしてはいけない」ということが本能的にわかっていたはずなのに、今の日本人にはわからなくなってきているんじゃないかなと。「清潔感」を失いつつある。そこが、黒田官兵衛や竹中半兵衛は違うのだという思いがあったんです。

 
 火坂雅志氏の「軍師の門」(→掲載ページ)の半兵衛は、天下への志を心の奥底に宿していて、その思いを官兵衛に託すのだが、嶋津氏の半兵衛は、そのような野心をまったくもたない、ただただ天下万民のためにはどうすればいいかを考える哲学者風な軍師として描かれ、官兵衛もそういう高い志をもった半兵衛を畏敬し、その思いを引き継ぐ者として描かれる。
 そういう高潔にして清潔な人物像として2人を描いたわけが、このインタビューを読むとよくわかるね。

 多くのレビュー記事に共通する感想として、2人の心理描写は丁寧だが、こと合戦場面になると、急にテンポが速くなってなんとも物足りない。秀吉の存在感が希薄だといったことが述べられている。
 私もこの点は同感だ。




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