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草履片々、木履片々 - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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草履片々、木履片々

■ 官兵衛の名言

 あまり知られていませんが、官兵衛の名言のひとつに「草履片々、木履片々」(ぞうりかたがた、ぼくりかたがた)という言葉があります。

 片方の足に草履、もう一方に木履(下駄)をつっかけていては、走りにくいことこの上ありません。しかし、そのような不完全な状態でも、目的に向かってまっしぐらに走りださねばならないときもあります。
 たとえ態勢が万全でなかろうと、めぐってきた好機をのがさずとらえ、つかめるものはなりふりかまわずつかんでしまえという教えです。

 この言葉は、火坂雅志の「軍師の門 下」(→コチラ)に出てきます。信長が明智光秀の反逆によって本能寺で横死し、それを知った秀吉が中国大返しをする場面です。引用しましょう。

 官兵衛は秀吉にいった。
 「それがしはつねづね、草履片々、木履片々と申し上げているのは、まさにこのときのことにございます。今こそ、一刻の休む間もなく、髪振り乱してでも上洛なさらねばなりませぬ」
 「うむうむ」
 と秀吉は顔を紅潮させて何度も大きくうなずいた。
 極度の興奮のためか、秀吉はここ2、3日、ろくに飯も喉を通っていない。いまがおのれの人生のわかれめだということは、官兵衛にいわれるまでもなく、秀吉自身が一番よくわかっている。
 だが、局面があまり重大すぎて、いつものこの男らしく、細かい作戦行動にまで気をまわす余裕を失っている。
 それを、冷静に補佐するのが、軍師としてのおのれの役目だと官兵衛は思った。
 官兵衛は言葉を続けた。
 「準備がととのった軍勢から、200、300と進発し、昼夜の別なく、山陽道を駆けに駆けるようお命じくださりませ。さすれば、それを見た沿道の民は、すわ羽柴筑前どのは上洛し、織田右府さまの弔い合戦をなさるに違いないと騒ぎ立てましょう。これぞ、御味方の士気を鼓舞するとともに、明智方に恐怖を抱かしめるもとになるのです」


■ 長政への遺言

 官兵衛は、長政への遺言にもこの言葉を使ったといいます。こうです。

 軍(いくさ)は死生の界なれば、分別過ぐれば大事の合戦はなし難しだ。戦さは生きるか死ぬかの大ばくちゆえ、思慮が過ぎては大事の合戦はできぬ。時によっては草履と木履を片々にはいても駆け出す心構えがなくてはならぬ。また、食物がなければ何事もできぬものなり。ゆえに金銀を使わず、兵糧を貯え、一旦緩急の軍陣の用意を心がけておけ。



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