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第8回放送「秀吉という男」-26.2.23ー(その④) - 軍師官兵衛-NHK大河ドラマ-プラットホーム

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第8回放送「秀吉という男」-26.2.23ー(その④)

第8回放送「秀吉という男」-26.2.23ー(その③)から続く

■ 一方、岐阜では

 話は少しさかのぼる。信長に拝謁した官兵衛は、秀吉に誘われて長浜の城下に入った。
 長浜は1年前までは荒れ果てた土地だったが、今は城が築かれ、城下のあちこちで普請工事がおこなわれて、たいそうな賑わいである。
 
 「にぎやかであろう。信長様にならって、ここも楽市、楽座じゃ。町を豊かにすることこそ最大の守りになる。もっとも、これは信長様の受け売りじゃがな。いずれは岐阜にも劣らない大きな町にしてみせるぞ
 秀吉の意気込みが官兵衛にもひしひしと伝わってくる。
 秀吉がみなに親しげに声をかけていると、急に周囲が騒がしくなり、数人の役人が盗人を捕らえて引っ立ててきた。
 「にぎやかになるのはよいがこういう手合いも増えての、困ったもんじゃ」そう秀吉がいうと、「見せしめに首をはねまする」と役人が息巻いた。
 「わかった。そうせい
 そこに官兵衛が割って入った。
 「秀吉様、それはもったいのうございます。みれば年も若く体も丈夫そうではありませぬか。罰として昼間は働かせ、夜は牢にいれればよろしいのでは。人間、生きていれば使い道があるというもの。命の使い道でございます
 「面白いことを申すな。命の使い道か。よし、そういたそう

 そのまま、秀吉と長浜城にいくかと思いきや、秀吉は官兵衛たちを城下のとある屋敷に連れて入った。
 「城に帰るのはあしたじゃ。今日は思い存分楽しもうぞ
 秀吉はうれしそうにそういい、戸口に迎えた若者を官兵衛に紹介した。石田光成である。
 「石田光成でございます。お見知りおきを
 「黒田官兵衛でござる

■ 石田光成登場

 官兵衛と光成の始めての出会いである。ここで少し、官兵衛と光成の関係をみておこう。
 
 ご存知のとおり、秀吉が天下を取る前後から、光成は秀吉の懐刀として重用されていく。
 定義にもよるが、光成は軍師ではない。典型的な内務官僚である。
 官兵衛は光成のその方面での力量は認めていたようだが、いくさ人としてはあまり評価していなかったようだ。それに両者の肌合いはよくなかった。  
 
 朝鮮の役での逸話が有名である。
 朝鮮の役で、戦がこう着状態に陥ったときのこと。戦線があまりはかばかしくないことに業を煮やした秀吉が「晋州城(チンジュソン」を落とせ」と、現地の軍奉行をつとめる石田光成らに命じた。
 しかし、晋州城は難攻不落の城である。
 光成らは秀吉に伺いをたてた。
 秀吉の答えはこうである。「そちらには如水がいるではないか。かの者の知恵を借りよ
 石田光成らが如水を訪ねると、ちょうど浅野長政と碁を打っている最中だった。
 「かまわぬ。待たせておけい
 官兵衛はそのまま碁を打ち続け、1時間後に対面所におもむくと、光成らは怒って帰ってしまったあとだった。
 「わずか半刻(1時間)も待てぬとは何と器量のちいさい男よのう
 しかし、このことは光成からつぶさに秀吉に報告され、官兵衛は秀吉の逆鱗に触れることになる。
 後に秀吉の許すところとはなったが、官兵衛はこのとき、切腹をも覚悟し、長政に遺書を書いている。

 火坂雅志「軍師の門」(→コチラ)には、こういうくだりがある。引用しよう。
 

 島津攻めのときのこと。
 官兵衛は吉兵衛(長政)に、栗山四郎右衛門、母里太兵衛、後藤又兵衛ら、老巧の士をつけ、「よいか。いくさになったら、駆け引きはおのれの判断でしてはならぬ。必ず、栗山らのいうことを聞け。みだりに深入りするな」と釘をさした。
 長政は、栗山ら屈強の士30余名と、足軽7、80人をひきい、高城川を渡って財部城に近づいた。すると、敵の伏兵500余が鬨の声を上げて襲ってきた。
 敵を蹴散らそうと。血気にはやる長政に、
 「退却しましょう。川の向こうへとって返し、水際で迎撃するのです
 栗山四郎右衛門が進言した。
 長政は唇を噛んだが、父に釘をさされていたため、やむなくこれにしたがった。官兵衛は、この息子の動きを、石田光成とともに丘の上から望見していた。
 「吉兵衛どのは、若いのによく逃げられまするな
 と光成が笑った。
 「治部殿には、吉兵衛が逃げるとみえますかな
 「あれを逃げといわずして何といいまするか
 「されば、とくとご覧になるがよろしかろう
 官兵衛は表情を変えずにいった。
 逃げる黒田勢を追って、島津勢が川に入った。
 敵の先頭が川を渡りきったとき、黒田勢は突如、方向を転じた。馬上で刀を振りかざす長政を先頭に、島津勢めがけて襲いかかっていく。
 流れに足をとられて動きがつかない島津勢は。なすすべもなく敗走した。
 官兵衛は光成にいった。
 「さきほどの退却は、敵を恐れて逃げたのではござらぬ。おびき寄せて一気に叩くための策なり。治部どのもしんがりをつとめるときの手本になさるがよろしかろう
 みずからの才を恃む光成も赤面し、さすがに返す言葉がなかった。
 (しょせん、この男はいくさ人ではない・・・)
 と、官兵衛は思った。
 いくさ人とは、実践の場で腹が据わっていなければならない。しかるに、光成は目先の現象に心をとらわれ、大局をみていなかった。
 (これが、この才子の限界であろう・・・)
 官兵衛は光成の人物を見切った。


 ネタバレになるが、ドラマ軍師官兵衛で、秀吉が毛利攻めの拠点を書写山に定めたとき、書写山に陣を張ることについて裏方で采配を振るったのは光成で、その采配に官兵衛が感心する場面がでてくる。その場面は既に収録済みらしい。
 ドラマの中でも、官兵衛は、一定、光成の実力を認める描きかたがされるのだろう。

 石田光成を演じるのは田中圭。1984年7月10日生まれの29歳。 大河ドラマ初出演である。
 あるインタビュー記事で、石田光成を演じるにあたってこんなことをいっている。

 (前略)
 ただ、実際に光成に会った人は、現在いないわけですから、光成としても正解も不正解もないと思うんです。そんな中、秀吉を竹中直人さんが演じてくださっているのは心強いですね。以前からお世話になっている竹中さんが、愛情あふれる秀吉を演じられていて、光成としても奉公のしがいを感じています。官兵衛役の岡田君とも、以前共演してから仲良くさせていただいています。監督と相談しながら、共演者の方といろいろ意見を出し合って、自分なりの光成像をおみせしたいですね。


 まあ、誠実なコメントですな。そういえば、田中圭は図書館戦争で岡田准一と共演してたね。映画そのものはあまりおもしろくなかったけど。

田中圭

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      第8回放送「秀吉という男」-26.2.23ー(その⑤)に続く

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